【障害年金】更新の手続きで支給停止となる割合

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障害年金を請求して年金支給の決定がでた。
このまま年金を受けとり続けることができるのか?
心配だという相談を受けることがあります。

障害年金は一度支給決定したら、そのまま受給し続けられるのでしょうか?

障害年金の永久固定の裁定は1割に満たない

障害年金を請求して年金支給の決定が出てホッとした。
ところで、これから先もずっと年金を受けとり続けられるのか?

安定した生活をしていくためにとても気になるところです。

しかし、実際には支給決定を受けたあとで障害年金を受けとれる障害等級に当てはまる状態のままなのか確認する、障害年金の更新の手続きをする必要がある方が9割を超えます。

障害年金の更新の手続きがいらない(障害の状態が「永久固定」と認められる)方は、障害年金を受けとる方の1割にも届きません。

2020年度障害年金永久認定支給件数

「障害年金業務統計 (令和2年度決定分)」令和3年9月 日本年金機構

障害年金の更新手続きは1年〜5年に一度。更新期間は人によって異なる

障害年金の更新の手続きがいらない障害の状態が「永久固定」は1割未満で、9割以上の方は1〜5年に一度、更新の手続きをする必要があります。

2020年度障害年金更新期間別支給件数

「障害年金業務統計 (令和2年度決定分)」令和3年9月 日本年金機構

障害年金の更新の手続きとは、「障害状態確認届」を提出することです。

障害状態確認届が送られてきたら、医師に診断書を記入してもらい提出します。

障害年金の支給が決定すると、年金証書・年金決定通知書が届きます。

年金証書

年金決定通知書の見本に赤い丸で囲んだ部分の「次回診断書提出年月」が、次回更新の時期です。

次回診断書提出年月が記載されていない方は、「永久固定」で更新の手続きがいりません。

障害の原因となる病気やケガの種類や障害の程度など、1人ひとりの障害の内容によって更新期間がことなります。

障害年金を請求して年金支給の決定が出た方も、9割以上の方は1〜5年に一度、更新の手続きをする必要があります。

障害年金の更新の手続きで障害年金の等級に該当しない状態であると判断された場合は、年金の支給が停止されますが、受給権は失うことはありません。

障害の状態がふたたび悪くなり障害年金の等級に該当すると年金がまた支給されるようになります。

「支給停止事由消滅届」を提出します。

参考記事

【障害年金支給停止】障害の状態が再び悪化したらどうなる?

また、障害年金の支給停止に不服がある場合には、不服を申し立てて審査請求をすることができます。

さて、障害年金の更新の手続きをして年金が「支給停止」となる方はどのくらいいるでしょうか?

【障害年金の更新】障害の種類によるが92%〜99%以上の方が支給停止されない

障害年金の支給が決定しても、障害年金の更新の手続きがいらない障害の状態が「永久固定」と認められる方は1割未満。

障害年金を受けとる方の9割以上は1〜5年に一度、更新の手続きをする必要がある。

障害の種類(診断書の種類)によって偏りがあるものの、障害年金の更新の手続きをした結果、支給停止されている方は0〜5%(6%弱)台にすぎません。

更新の結果、障害年金が支給停止されるのが心配なところではありますが、障害の種類(診断書の種類)によって異なりますが、2020年度更新の手続きをした94%台〜99%以上の方が支給停止されていません。

2020年度診断書種類別件数 4 参考 再認定 障害基礎

2020年度診断書種類別件数 4再認定 障害厚生

「障害年金業務統計 (令和2年度決定分)」令和3年9月 日本年金機構

2020年度は新型ウイルス感染症が広がっていることへの対応がありましたので参考数値ではありますが、2019年度の障害年金の更新手続きの結果を見ても障害の種類(診断書の種類)によって92%台〜99%以上の方が支給停止されずに、年金を受けとり続けています。

2019年度(令和元年度)

2019年度診断書種類別件数 4再認定 障害基礎

2019年度(令和元年度)

2019年度診断書種類別件数 4再認定 障害厚生

障害年金業務統計(令和元年度決定分) 令和2年9月 日本年金機構

支給停止を心配しすぎることなく、障害年金を受けとることで安心した生活を送っていただきたいと思います。

そのいっぽうで、障害の原因となる病気によっては、障害の程度は変更することも事実です。

たとえば、うつ病で働くことができずに障害年金を受けとりはじめた方が、働きはじめている。

症状が軽くなって問題なく働けているために障害年金が支給停止になるのは良いことです。

しかし、実際には状態が悪く就労サポーターがついていて就労内容も補助的であったり、有給休暇や会社独自の制度で休みをとって無理を重ねながらなんとか働いている。

生活や仕事をするうえで困難な状態であることで障害年金を受けとることができるのですが、「仕事をしている・働いている」といっても、ひとくくりにはできません。

障害年金の更新の手続きで提出する診断書に自分の障害の状態が正しく記載されるように、働く上での困難や生活上の困難といった自分の状況を、ふだんから主治医に伝えておきましょう。

【編集後記】

都心で出歩くことがめっきり減り、郊外に自転車で向かうことを除けば家の中で遊んでいます。

「はぁって言うゲーム」を昨年楽しんだので、「千両アクター」を買って週末に家族で遊びました。

千両アクターは参加者全員が役者となって劇をすすめます。NGワードを言わせて失格させようとする演技に無理があって、思わず爆笑して楽しめました。

Amazon 幻冬舎 千両アクター

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 ・30分無料zoomオンライン相談「相談・依頼の申込み」フォームから受付中。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格  
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