【2023年度の障害年金額】2.2%引き上げ

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2023年度の障害年金の額は、前年度の金額と比べて2.2%引き上げられます。

2023年度の障害基礎年金の支給額

2023年度の年金の額は、前年度から2.2%引き上げられます(68歳以上の方の引き上げは1.9%)。

2.2%引き上げられる2023年度の障害基礎年金の支給額(67 歳以下の方)は、下の表の金額です。

障害基礎年金
(国民年金の障害年金)
2023年度の月額
2級 66,250 円
(+1,434 円)
1級 82,812 円
(+1,792 円)

障害基礎年金は等級に応じて一律の額の年金が支給される

障害厚生年金の額は1人ひとり異なりますが、国民年金の障害年金である障害基礎年金は1級と2級で金額が決まっています。

老齢基礎年金は、年金の保険料を払ってきた月数によって変わります。

20歳から59歳までの40年間、保険料を全額支払ってきた方(国民年金保険料を直接払わない第2号被保険者、第3号被保険者の期間も含めて)は、65歳から満額の老齢基礎年金が支給されます。

障害基礎年金の2級の額は、老齢基礎年金の満額と同じ金額です。

障害基礎年金の1級の額は、2級の障害基礎年金の1.25倍の金額です。

障害基礎年金は、保険料を払っていなかった期間や保険料を免除された期間があったとしても、1級・2級の等級に応じて一律の金額の年金が支給されます。

2023年度引き上がられた年金受給は6月15日から

2023年度とは、2023年4月〜2024年3月までのことです。

2023年4月分の年金は5月分と合わせて6月に支給されます。引き上がられた年金を実際に受け取ることができるのは6月15日の支給日です。

【編集後記】

フランスでは年金制度改変案に対して、全国規模でデモやストライキが行われていると報道されています。
年金は障害年金を含めると高齢者だけに関わる制度ではありません。
私たちが生活する日本でも、年金制度のあり方について大きな関心を持つことが重要です。

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格  
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