元の木阿弥(もとのもくあみ)。映画『DAVE』(デーヴ)にみる元の木阿弥。

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元の木阿弥(もとのもくあみ)という故事成句・ことわざがあります。
元の木阿弥という言葉にどのような印象を持っていますでしょうか。
私は、元の木阿弥の印象は“おめでとう。本当に良かったね!”です。本当に良い言葉だと思っています。

元(本来の自分)に戻れた木阿弥は幸せ。

元の木阿弥とはどんなときに使うことわざか

元の木阿弥(もとのもくあみ)とは「いったんよくなったものが、再びもとの状態に戻ること。」(デジタル大辞泉)とあります。

いったんよくなったものがもとの状態に戻るというのは、相対的には悪い状態になるという意味です。

元の状態に戻ることが悪くなったと評価する場合に使うことわざです。

しかし、木阿弥が元に戻ったことは悪いことだったのでしょうか。

元の木阿弥(もとのもくあみ)とはどんな話か

元の木阿弥の話をはじめて聞いたのはこどもの頃のラジオでした。
夕方のラジオ番組で一人語りの物語でした。

戦国時代にある武将がいました。
敵に囲まれた国でしたが、名のある強い武将だったので攻め込まれることがありませんでした。
ところが、この武将が亡くなってしまいました。
跡取りの息子がいましたが、敵に立ち向かう武将となるにはまだ幼い子どもでした。
このことが周りの敵に知られれば、ここぞとばかりに攻め滅ばされてしまう恐れがあります。
しかし、この亡くなった武将に瓜二つのそっくりな人物がいました。
このそっくりな人物を連れてきて武将のふりをさせて、敵に死んだことを知られなければ安心です。
そこで、死んだ武将にそっくりな人物を連れてきて、武将になりすましをさせたのです。
この人物が木阿弥(もくあみ)だったのです。
年月がたち、やがて跡取りの息子が立派に成人し父親譲りの強い武将になりました。
木阿弥は亡くなった武将になりすます必要がなくなりましたので、元いた家に帰りました。

何の解説もなく、短い一人語りが終わるとそのままコマーシャルそして次のコーナーへと移りました。

子どもの頃に、暗くなった夕方、家で聞いたこのラジオの物語はとても強い印象だったのを覚えています。

元の木阿弥(もとのもくあみ)に戻れて本当に良かったなー、という良いお話を聞けたと嬉しかったのです。

名のある武将としてなりすましていたのですから、周りからも敬われていたでしょうし、食事や酒、住む家も良かったのでしょう。

ラジオの物語ではそういう話しはあったのかなかったのか覚えていませんし、物語を聞いていてそこには興味がなかったので聞いていなかったのかもしれません。

とにかく、元の木阿弥(もとのもくあみ)に戻れて、本来の自分に戻れて、自分の場所に戻れて、本当に良かった。そのことだけ強い印象に残りました。

映画『デーヴ』。DAVEこそ元の木阿弥。

ケビン・クライン、シガニー・ウィーバーが主演の映画です。

デーヴ (字幕版)

Amazon レンタルHD(高画質)199円
レンタル期間は30 日間で、一度視聴を開始すると48 時間でレンタル期間が終了します。
(投稿日現在)

大統領そっくりでモノマネをしてあまりに良く似ているので客に驚かれるDAVE(デーヴ)。

のんきで明るく心が温かい人物。

職場がMacコンピューターに変更されIBMコンピューターの技術がある女性が解雇されてしまいます。

友人の会社に連れていき、この女性が英語が話せないことに驚く友人を説得し雇わせます。

ある日DAVEが家に帰ると、大統領護衛官がいてホワイトハウスに連れて行かれます。

ある事情で大統領になりすます役を受けることになります。

大統領本人では決して行なうことがありえなかった、ホームレスの子どもの支援や全ての失業者が職業に就けるために、働きはじめます。

ホームレスの支援活動をしている大統領婦人との出会い、DAVE自身のやるべきこと(Calling)。

DAVEの友人と2人で国家の財政の計算と予算の作成。

心があたたまるヒューマンコメディ映画です。

DAVEが元の木阿弥となる展開をぜひ映画を観てお楽しみいただければ。

あなたにとっての元の木阿弥は何でしょうか?

元の木阿弥。木阿弥は無事に元の自分自身へと戻ることができました。

自分自身が理想としていた生き方。
こうやって生きたい・生きていこうと思っていたこと。

ひょっとしたら、元々の自分自身のことを日々の仕事の中で見失ってしまっているかもしれません。

映画やドラマや音楽、本、との出会いの中で、日常生活で見失っている元々の自分を思い出せるかもしれません。

映画『デーブ』(DAVE)を観て、あなたにとっての元の木阿弥を思い出してみまてはいかがでしょうか。

今日の1日1新:SUNTORY ALL-FREE

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格