離職証明書の離職理由は要チェック❗️失業手当を受け取れる日数が少なくなったり、本来よりも受取開始が3ヶ月遅れる心配があります。

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離職証明書の離職理由は署名・押印する前によく確認してください(雇用保険)

社員が会社をやめることになった場合は、被保険者資格喪失届とともに離職証明書を作成して、会社はハローワークへ提出します。

この書類をもとに、失業手当(雇用保険の基本手当)を受け取る手続きが始まります。

会社をやめることになったあなたは、会社から離職証明書を渡されて、書類の場所を指で示して、ここに名前を書いてハンコを押すようにと言われました。

このときに、内容を見ないでサインをしてハンコを押してはいけません。

雇用保険の離職証明書の離職理由には何が書かれていますか

あなたが、“転職希望による自己都合退職”するのであれば、以下の記載で問題ありません。

離職理由
離職理由 労働者の判断によるもの

しかし、もしも“転職希望による自己都合退職”するのではなく、会社をやめたくなかったのにやめざるを得なくなって退職する、あるいは解雇などで会社をやめさせられるのであれば、この内容でサインしてハンコを押してはいけません。

自分の都合で退職したのか、会社の都合などで辞めざるを得なかったのかで、こんなに違う

雇用保険の基本手当は、離職票の提出と求職の申込みを行った日から通算して7日間(待期期間)支給されません。

7日間の待機期間は共通ですが、

正当な理由なく自己都合により退職した場合と自己の責めに帰すべき重大な理由によって解雇された(重責解雇)場合は、

待機期間に加えて3か月間の給付制限があります。

(懲戒解雇で会社をやめさせられたという場合でも、それがそのまま重責解雇であるというわけではありません。)

特定受給資格者と特定理由資格者は受給制限期間がありませんので、
7日間の待機期間が終わると、失業手当(「基本手当」)を受け取れます。

離職表に記載される離職理由で、大きく分かれてしまいます。

特定受給離職者

特定受給資格者の範囲 「倒産」等により離職した者

(1) 倒産(破産、民事再生、会社更生等の各倒産手続の申立て又は手形取引の停止等) に伴い離職した者

(2) 事業所において大量雇用変動の場合 (1か月に30人以上の離職を予定) の届出が されたため離職した者(※)及び当該事業主に雇用される被保険者の3分の1を超える者が 離職したため離職した者

※  事業所において、30人以上の離職者が生じることが予定されている場合は、再就職援助計画の作成義務があり、再就職援助計画の申請をした場合も、当該基準に該当します。
また、事業所で30人以上の離職者がいないため、再就職援助計画の作成義務がない場合でも、事業所が事業規模の縮小等に伴い離職を余儀なくされる者に関し、再就職援助計画を作成・提出し、公共職業安定所長の認定を受けた場合、大量雇用変動の届出がされたこととなるため、当該基準に該当します。

(3) 事業所の廃止 (事業活動停止後再開の見込みのない場合を含む。)に伴い離職した者

(4) 事業所の移転により、 通勤することが困難となったため離職した者

「解雇」等により離職した者

(1) 解雇 (自己の責めに帰すべき重大な理由による解雇を除く。)により離職した者

(2) 労働契約の締結に際し明示された労働条件が事実と著しく相違したことにより離職した者

(3) 賃金(退職手当を除く。)の額の3分の1を超える額が支払期日までに支払われなかったことにより離職した者

(4) 賃金が、 当該労働者に支払われていた賃金に比べて85%未満に低下した (又は低下することとなった) ため離職した者 (当該労働者が低下の事実について予見し得なかった場合に限る。)

(5) 離職の直前6か月間のうちに
[1]いずれか連続する3か月で45時間、
[2]いずれか1か月で100時間、
又は
[3]いずれか連続する2か月以上の期間の時間外労働を平均して1か月で80時間を超える時間外労働が行われたため離職した者。
事業主が危険若しくは健康障害の生ずるおそれがある旨を行政機関から指摘されたにもかかわらず、事業所において当該危険若しくは健康障害を防止するために必要な措置を講じなかったため離職した者

(6) 事業主が法令に違反し、妊娠中若しくは出産後の労働者又は子の養育若しくは家族の介護を行う労働者を就業させ、若しくはそれらの者の雇用の継続等を図るための制度の利用を不当に制限したこと又は妊娠したこと、出産したこと若しくはそれらの制度の利用の申出をし、若しくは利用をしたこと等を理由として不利益な取扱いをしたため離職した者

(7) 事業主が労働者の職種転換等に際して、当該労働者の職業生活の継続のために必要な配慮を行って いないため離職した者

(8) 期間の定めのある労働契約の更新により3年以上 引き続き雇用されるに至った場合において当該労働契約が更新されないことと なったことにより離職した者

(9) 期間の定めのある労働契約の締結に際し当該労働契約が更新されることが明示された場合において当該労働契約が更新されないこととなったことにより離職した者
(上記(8)に該当する場合を除く。)

(10) 上司、 同僚等からの故意の排斥又は著しい冷遇若しくは嫌がらせを受けたことによって離職した者、事業主が職場におけるセクシュアルハラスメントの事実を把握していながら、雇用管理上の必要な措置を講じなかったことにより離職した者及び事業主が職場における妊娠、出産、育児休業、介護休業等に関する言動により労働者の就業環境が害されている事実を把握していながら、雇用管理上の必要な措置を講じなかったことにより離職した者

(11) 事業主から直接若しくは間接に退職するよう勧奨を受けたことにより離職した者 (従来から恒常的に設けられている 「早期退職優遇制度」 等に応募して離職した場合は、 これに該当しない。)

(12) 事業所において使用者の責めに帰すべき事由により行われた休業が引き続き3か月以上となったことにより離職した者

(13) 事業所の業務が法令に違反したため離職した者

特定理由離職者

特定理由離職者の範囲

期間の定めのある労働契約の期間が満了し、かつ、当該労働契約の更新がないことにより離職した者(その者が当該更新を希望したにもかかわらず、当該更新についての合意が成立するに至らなかった場合に限る。)(上記「特定受給資格者の範囲」の2.の(8)又は(9)に該当する場合を除く。)(※補足1)

以下の正当な理由のある自己都合により離職した者(※補足2)

(1) 体力の不足、心身の障害、疾病、負傷、視力の減退、聴力の減退、触覚の減退等により離職した者

(2) 妊娠、出産、育児等により離職し、雇用保険法第20条第1項の受給期間延長措置を受けた者

(3) 父若しくは母の死亡、疾病、負傷等のため、父若しくは母を扶養するために離職を余儀なくされた場合又は常時本人の看護を必要とする親族の疾病、負傷等のために離職を余儀なくされた場合のように、家庭の事情が急変したことにより離職した者

(4) 配偶者又は扶養すべき親族と別居生活を続けることが困難となったことにより離職した者

(5) 次の理由により、通勤不可能又は困難となったことにより離職した者
(a) 結婚に伴う住所の変更
(b) 育児に伴う保育所その他これに準ずる施設の利用又は親族等への保育の依頼
(c) 事業所の通勤困難な地への移転
(d) 自己の意思に反しての住所又は居所の移転を余儀なくされたこと
(e) 鉄道、軌道、バスその他運輸機関の廃止又は運行時間の変更等
(f) 事業主の命による転勤又は出向に伴う別居の回避
(g) 配偶者の事業主の命による転勤若しくは出向又は配偶者の再就職に伴う別居の回避

(6) その他、上記「特定受給資格者の範囲」の2.の(11)に該当しない企業整備による人員整理等で希望退職者の募集に応じて離職した者等

※補足1 労働契約において、契約更新条項が「契約の更新をする場合がある」とされている場合など、契約の更新について明示はあるが契約更新の確約まではない場合がこの基準に該当します。

※補足2 給付制限を行う場合の「正当な理由」に係る認定基準と同様に判断されます。

特定受給資格者については、失業手当を受け取れる期間も多くなります。

基本手当の支給を受けることができる日数 所定給付日数

就職困難者とは、1.身体障害者、2.知的障害者、3.精神障害者、4.刑法等の規定により保護観察に付された方、5.社会的事情により就職が著しく阻害されている方など

基本手当の支給を受けることができる日数 所定給付日数 特定受給資格者

離職証明書の離職理由は、確認して、事実に合った内容で書いて署名・押印しましょう!

離職証明書の離職理由に、自己都合退職と記載してサインしてハンコを押してしまい、書類を会社がハローワークに提出してしまったあとで、自己都合退職ではなかったのだと主張するのは、厳しいことが予想されます。

離職理由 労働者の判断によるもの

正当な理由がなく自己都合で退職したのかそうではないのか、会社の主張と会社をやめた方との主張が異なることがあります。

  • 「離職者記入欄」は事実に合った⬜にチェックしましょう。
  • 「具体的事情記載欄(離職者用)」にも事実に合った記載をしましょう。

離職理由の判定は、事業主が主張する離職理由を離職証明書により把握した後、会社をやめた方が主張する理由をハローワークが把握して、それぞれの主張を確認できる客観的な資料を集めることにより事実関係を確認した上で、最終的に当該本人の住居所を管轄するハローワークで慎重に判定することになります。。

雇用保険手続きのご案内 ハローワークインターネットサービス

今日の1日1新:新しくできた近所のスーパーで買い物。

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格