妊婦・子連れで電車を利用している人を見かけたら

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私は電車で出かけることが好きなので、よく電車を利用します。
(車に乗ると酔ってしまうので苦手なのです。)

電車の中で、赤ちゃんを連れているお母さんや、子どもを抱っこしているお父さんを見かけます。

子どもの姿を見たり、声を聴くととても心が温まります。とても可愛らしいです。
泣き声でさえも愛しいものですね。

私の子どもたちが小さかった頃を思い出します。

ですが、新聞に悲しい記事がありました。

2019年2月27日(水)の東京新聞の20面に、子連れで電車を利用したとき「9割が電車で危険を感じる」という記事が載っていました。
https://sukusuku.tokyo-np.co.jp/hoiku/12363/

都内団体「子どもの安全な移動を考えるパートナーズ」が保護者に行ったアンケート

Q:「子どもが電車や地下鉄を利用している時、危険と感じることがあるか」

⇒A:「ある」「どちらかといえばある」が計91.6%という結果が明らかにされました。

また、電車を利用したときにトラブルを経験した人は55.4%にも上っていることがわかりました。

トラブルの内容は舌打ちや暴言、ベビーカーを蹴られる、抱っこした子どもが押しつぶされそうになるなど、親が非常に恐怖を覚えるものでした。

東京都は都営大江戸線の一部車両に「子育て応援スペース」を導入すると説明していましたが、日々出会う私たちには何ができるでしょうか。

電車の中で、妊婦さん、赤ちゃんを抱っこしている人、子どもを連れている人を見かけたら私たちには何ができるが、一緒に考えてみましょう。
(妻や子育て経験のある知人に聞いてみました。)

妊婦さん

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「マタニティマークについて」厚生労働省

マタニティマークを身に付けている人やお腹が明らかに大きくなっている人には、席を譲り、転倒する危険性と母体への負担を減らしましょう。

電車は揺れたり急停止をするので、妊婦さんはひやりとすることが多いそうです。席に座っているのが一番安全ですね。

もし、自分が座っていないときであれば、手すりのある方に誘導したり、安定した場所に行くように促すことできます。

みんなで妊婦さんを思いやる心が大切です。

赤ちゃんを抱っこしている人

満員電車などでは、赤ちゃんがつぶされてしまう恐怖があるそうです。

席を譲ったり、手すりや空間のある場所に行けるようにしましょう。

中には、座ると赤ちゃんが泣いてしまうから立っている人もいますが、声をかけられるとうれしいそうなので、気にかけてみましょう。

子どもが泣いている

電車の中で子どもが泣いていて困ってしまっている人をよく見かけます。
子どもは泣くのが仕事です。私は、連れ合い(妻)と一緒にいるときは、「可愛いね~」など、親子に聞こえるように話します。

知人は、わざと大きな声で親子に声をかけることで、周りにも聞こえるようにして理解を求めるようにしていると話していました。

赤ちゃんの泣き声に不快感をおぼえる人もいますが、自分もそうして大人になったということを心にとめ、気持ちを落ち着かせましょう。

朝の通勤ラッシュや帰りの混雑はとてもストレスフルな状態です。大人にとってもつらいものですから、子どもにとってはなおさらです。

まわりが温かい雰囲気で見守りましょう。

今回ご紹介した方法以外でも、子連れの人が安心して利用できるための方法はたくさんあります。

ぜひあなたも考えてみて、実行してみてはいかがでしょうか。

社会全体で子どもをあたたかく育てていきたいですね。

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雨に濡れる満開の梅

1日1新:上北沢 珈琲館

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格  
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