2021年11月【労働災害発生状況】速報

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労働災害発生状況（速報）が厚生労働省から2021年11月19日に発表されています。

Contents

1 2021年における労働災害発生状況についての11月速報値
2 死亡災害613人（前月同月比4.8%増加）
3 休業4日以上の死傷災害110,910人（前月同月比20.1%増加）
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2021年における労働災害発生状況についての11月速報値

11月速報値は、1月1日から10月31日までに発生した労働災害について、11月8日までに報告があったものを集計したものです。

死亡災害、休業4日以上の死傷災害、いずれも前年対比で増加しています。

死亡災害613人（前月同月比4.8%増加）

今年（2021年）1月1日から10月31日までに発生した労働災害で死亡した方は613人もいます。

死亡災害の3大事故は、墜落・転落、はさまれ・巻き込まれ、交通事故です。

労働災害で死亡した方の1/4以上が墜落・転落が原因です。

「落」ちる事故は死亡につながるもっとも危険な災害です。

仕事にかかわる「落」ちる原因を把握し、「落」ちることがないための対策を立てて実行することが不可欠です。

あなたが働く職場で「落」ちる可能性はありませんか？

ヒヤリ・ハットした事例はありませんか。

「気をつける」ことは大切です。

しかし、気をつけていなくてついうっかりした行動をしたときでも、ケガをしない・事故が起きない職場づくりこそ災害防止に必要なことです。

ヒヤリ・ハット、ハインリッヒの法則についての参考記事

【重大労災事故をなくす】何をすればいいか？

休業4日以上の死傷災害110,910人（前月同月比20.1%増加）

今年（2021年）1月1日から10月31日までに発生した労働災害で休業4日以上の死傷災害に遭った方は110,910人もいます。

死傷災害の3大事故は、転倒、その他、墜落・転落です。

休業4日以上の災害で、一番多いのが転倒事故です。

休業4日以上の死傷災害で一番多いのが、「転」ぶことによるものです。

その他は新型コロナウイルス感染症によるものです。

新型コロナウイルス感染症を除くと、転ぶ・落ちる・動作の反動・無理な動作で約半数（49%）になります。

転ぶこと、落ちること、動作による腰痛などで、休業4日以上の死傷災害の半数を占めます。

参考記事
小売業の労災の50%は転倒と腰痛等で占めている

【編集後記】

少しでも映画を観ようと工夫しています。
Amazonプライム会員なので、無料で見られる映画がたくさんあります。
無料だから気に入らなければ10分だけ観てやめてしまえば良い、と気楽に観始めるようにしています。
すぐに観るのをやめてしまった作品もたくさんあります。

『7番房の奇跡』
『がんばれ！チョルス』

あまり観る機会のない韓国映画。この2つは感動しました。

インド映画の『きっと、うまくいく』も良かったです。

海外の映画というとアメリカやヨーロッパばかり観ていましたが、アジアの映画もすばらしいなと最近思うようになりました。

この記事を書いた人
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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二（おぐらけんじ）労働者のための社労士・労働者側の社労士労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理労災保険給付・障害年金の相談、請求代理相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。＜直接お会いしての相談は現在受付中止＞・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い（妻）と子ども2人。労働者の立場で労働問題に関わって30年。 2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格