Excel VBA 現在時刻から○分前を入力するマクロ

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仕事を早く終わらせて残業をせずに自分の時間を確保するためには作業効率をUPさせるのがオススメです。
事務仕事をしている労働者の方はExcelの使い方を工夫していくことで無駄な仕事時間を減らすことができます。
今日はExcel VBA 現在時刻から○分前を入力するマクロの紹介です。

Excel VBA 現在時刻から○分前を入力するマクロ

Excel 現在時刻から○分前を入力するマクロを使った画面はこうなる

Excelで選択しているセルに、現在時刻の○分前を入力することはありますでしょうか?

あるという方。

Excelであなたがお使いのパソコンの現在の時刻を入力するのにどのような操作をしていますか?

Windows PCだと画面下部のタスクバーに、Mac PCでしたら画面上部のメニューバーに、それぞれ日付と時刻が表示されています。

PC画面に表示された時刻を見て入力しても良いのですが、ショートカットキーを使えばパット瞬時に間違えなく入力できます。

Excelで現在時刻を素早く入力するには、[Ctrl]+[ : ]キーを使うと便利です。

今から3分前、5分前、36分前などを入力したいときには、PC画面を現在時刻を見てから−3、-5、-36で時刻を計算するのには一定の時間がかかりストレスです。

こんなときにはVBAでマクロを作ってしまえば、考えることなく瞬時に入力できますから、便利です。

私はExcelのタスクX時間管理プログラムを譲っていただいて利用しています。

タスクが終わる前での5分、15分、30分など一定に時間がきたらタイマーで知らせていったん仕事を中断します。

そして、流しの食器を洗ったり、ストレッチをしたりして休憩をしてから仕事に戻ります。
そしてタスクが終了すると、終了時刻を入力します。

Excelで現在時刻を素早く入力するショートカットキーは、[Ctrl]+[ : ]キーでした。

しかし、休憩した3分や5分あるいは17分などは作業時間から削りたいところですが、いちいち現在時刻をみて休憩時間の分を差し引いて計算した時刻を手で入力するのもメンドウです。

タスク自体は何十もあります。

こうした繰り返しの作業にはマクロが便利です。

マクロを使えば○分前の○を指定するだけで、Excelで選択しているセルに瞬時に現在時刻の○分前を入力することができます。

00

マクロを実行すると、インプットボックスが画面に表示されます。

01

画面に表示されたインプットボックスに、選択しているセルに入力したい「現在時刻の○分前」の○を数字で入力します。

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選択していたセル(アクティブセル)に現在時刻の○分前が入力されました。

繰り返しする作業には、マクロを作り利用することがオススメです。

もちろん、1分2分の細かい差異で気にする必要がないことには神経質にならずに、
Excelで現在時刻を素早く入力するショートカットキー[Ctrl]+[ : ]キーで瞬時に入力すればいいですね。

まあまあ必要なことかそれとも気にしなくてよいことかは判断しましょう(^^)。

それでは、Excel VBA 現在時刻から○分前を入力するマクロの作り方をみましょう。

Windowsでしたら、[alt] + [F11] 。VBE( Visual Basic Editor )を開きましょう。

そして、VBEにモジュールを挿入して、以下のプログラムをコピーして保存すれば、マクロ実行で利用できます。

VBA がはじめてという方は以前書いたこちらの記事を参考にしていただければ。

はじめてのExcel VBA。「マクロの記録」からVBAを読んでみよう。

Excelで開いているSheetの“いま選択しているセルのある行”を色付けして表示させて見やすくする。「ActiveLine_Highlight()」マクロの紹介

Excel VBA データが入力された最下行を取得して集計する

別のマクロを「call」で呼び出す。Excel VBA マクロ作成も仕事も小さい単位にして組み合わせる。

○分前の時刻を入力するマクロ<日付と時分秒を入力する>

DateAdd関数とNow関数を利用する

Sub ○分前()

‘IME入力モードをオフにする。
‘ 現在のIME入力モードがオフでなければ(つまりひらがな入力等他の入力モードになっていたら)
‘ IME入力モードをオフにする

If IMEStatus <> vbIMEModeOff Then
SendKeys “{kanji}”
End If

Dim huN As String
Dim dD As Date

huN = InputBox(“現在時刻から差し引く時間(分)を入力してください”)
dD = DateAdd(“n”, -huN, Now) ‘DateAdd関数で ”n” は算出する間隔の単位が 分

ActiveCell.Value = dD

End Sub

○分前の時刻を入力するマクロ<日付を入れないで入力(時分秒だけ入力)する>

Now関数で日付無の時刻のみで表示するためにFormat関数を加える

Sub ○分前()
‘IME入力モードをオフにする。
‘ 現在のIME入力モードがオフでなければ(つまりひらがな入力等他の入力モードになっていたら)
‘ IME入力モードをオフにする

If IMEStatus <> vbIMEModeOff Then
SendKeys “{kanji}”
End If

Dim huN As String
Dim dD As Date

huN = InputBox(“現在時刻から差し引く時間(分)を入力してください”)
dD = DateAdd(“n”, -huN, Format(Now(), “HH:mm:ss”)) ‘Now関数で日付無の時刻のみで表示するためにFormat関数を加えた場合

ActiveCell.Value = dD

End Sub

【編集後記】

働いている方から相談を受けたときに、毎日残業していて夜遅くまで家に帰れないという悩みをお聞きします。

事務仕事の方の場合は仕事の組み立てや作業効率のUPで労働時間は削減できることが少なくありません。

毎日ほんの少しづつ、小さなことから改善していきましょう。Excelを使いこなせるようになることはオススメです。

一方で、「内向型」労働者の方からの相談で多いのが、仕事自体は明日に回しても大丈夫なのに周りの人が残業しているので帰りづらくていつまでも職場に居続けるという話です。

内向型の人が、周りの人に気兼ねしてしまうという気持ちはわかります。

しかし、ただでさえ疲れやすい内向型の人が帰りたいのに帰れなくて居残るのはストレスが大きくエネルギーを消耗してしまいます。

静かにあいさつをしてスッと帰りましょう。

早く帰って疲れをとることも仕事の1つだと思っていただければと思います。

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週末の1日1新 自宅でカルビクッパ

焼肉屋に行くと食べるのがカルビクッパ。外出自粛で外食は全くしなくなりましたので食べられずにいました。

ネットで調べると家でも作れるようでクックパッドレシピのURLをお嫁さんに送って作ってもらいました。

美味しい!自宅でも美味しく作れるのに驚きました。

簡単!焼肉屋のカルビクッパ!? レシピ・作り方 by きぃたんぬ〜ぼ 【クックパッド】

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格  
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