週末読書のおすすめ 日高六郎さん『戦後思想を考える』

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日高六郎さんが昨日2018/6/7亡くなられました。

日高六郎さん。昨日のネットニュース、今朝の新聞で亡くなられたことが取り上げられていましたので名前を目にした方もいらっしゃると思います。

101歳ということですので大往生ですが、寂しい気持ちもあります。

日高六郎『戦後思想を考える』(岩波新書)

高校生のときに読んだ本です。

これからどう行きていくのか、考えていた頃でしたので、深く印象に残っています。

今日新宿でブックファーストと紀伊国屋書店で調べましたが在庫はありませんでした。

買うにはAmazonで古本を買うのが良いようです。

古い本は図書館で借りるのもオススメです。
私はカーリルで検索して近所の図書館に予約しました。明日借りに行きます。

Amazon 戦後思想を考える (岩波新書 黄版 142)

終戦後に獄中で死んだ三木清(観念論哲学者)について書かれていた文章が“個人”(1人の人間)を強く意識させてくれました。

三木清の死に疑問を持ったのはアメリカのジャーナリスト、1人の個人でした。

この1人のジャーナリスト個人の疑問・怒りが獄中15年組を解放させました。

戦中に投獄されていた思想犯というと共産党員のイメージが強いですが、三木清は唯物論ではなく観念論哲学者です。

終戦後も日本人自らが投獄されていた思想犯を解放させたのではなく、三木清が終戦後に獄中死したことを知ったアメリカ人ジャーナリスト、1人の個人が感じ考え行動する投獄されていた思想犯を解放させることになりました。

タイトルに戦後思想とありますが、特定の◯◯主義とか◯◯思想について書いてあるのではありません。

戦前と戦後で変わらない集団主義。1人の個人として考えて行動して生きること、自らを死んだ灰色の知識といい、死んだ灰色の知識より緑なす生として若い方に語ること、1980年に出版された本ですが、日高六郎さんが亡くなった今、読んでみて時代遅れの古びた本ではなく、今を生きている私たち1人ひとりに語りかけてくる内容でしょう。

今まさに緑なす生である若者の方はもちろん、死んだ灰色の知識を持っているご同輩やもっと年配の方にもおすすめしたい1冊です。

この週末、図書館へ出かけてで手にとってみてはいかがでしょうか。

三木清『人生論ノート』観念論哲学者

Amazon 人生論ノート 青空文庫 Kindle版無料(ゼロ円)

非業の死を遂げた京都学派を代表する哲学者、三木清の最も有名な著作。初出は「文學界」[1938(昭和13)年~1941(昭和16)年]。死について、幸福について、懐疑について、習慣について、虚栄について、名誉心について、怒りについて、孤独について、嫉妬について等、三木の思想のエッセンスが込められた作品。その哲学的テーマにも関わらず、分り易い文体の魅力が時代を超えた愛読者たちを生み出している。

エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』(日高六郎訳)

自由であること、ひとりの人間として、個人で判断して責任を持って生きることの不安から集団主義・全体主義(ファシズム)へ逃げる。

自由からの逃走に対するフロムの解答の是非はわかりませんが、

集団主義・全体主義の問題を、ルネッサンスと宗教改革以来、人間を従来の束縛から解放してきた自由の原理と人間に孤独感と無力感とを与える否定的な側面がからみあい、その結果、人間は自由の重みに耐えかねて、積極的にナチズムのような全体主義イデオロギーを求めてしまう(日高六郎さんの訳者あとがきより略して引用)というフロムの問題提起は、現在の日本社会とも無縁の話ではないと私は思います。

【編集後記】

日高六郎さんの本から、1人の人間として、個人として生きることを“意識”し始めたのかもしれません。

高校生のときに初めて読んだ『戦後思想を考える』。
この本を読んで、当時日高六郎さんは京都精華大学で先生をしていましたので、この大学に進学したいと思いました。

新聞配達しながら大学に行くなら、東京だろうと京都だろうと同じ!

調べてみると(当時)女子大学でした。

今日の1日1新:高田馬場で電子申請とAIによる社労士の今後についての意見交換会

それぞれ自分が行なっている業務によって、意見がさまざまでした。
自分とは違う意見をたくさん聞けて良い機会でした。

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小倉 健二 ( 特定社会保険労務士 )東京都 ※相談は新宿近辺にて

小倉健二(おぐらけんじ) 1965年生まれ54歳。連れ合い(妻)と子ども2人。 労働者の立場で労働問題に関わって30年。 2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格
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