(映画)『ゲッベルスと私』、にならないために。

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映画『ゲッベルスと私』。神保町の岩波ホールで6/30(土)に観てきました。

映画『ゲッベルスと私』。答えが出ないまま終わる映画。見終わっても考える映画

映画に登場するのはニュース映像以外は、103歳のポムゼルさん1人。

放送局で働いていた彼女は宣伝省で働くことになりました。

ナチス政権下、ヒトラーの腹心であった宣伝省で大臣ゲッベルスの秘書として働いていました。

“強制収容所”が作られていたということは知っていたけれど、

政治犯か殴り合いをしたような乱暴な者を刑務所に入る前に矯正するために入れる施設だと思っていたと言います。

ヒトラー政権下でユダヤ人女性の友人が極貧に苦しんでいることは知っていて、

ビールやコーヒーを飲むときは友人同士で彼女の分を払っていたと言い、

ユダヤ人を絶滅させることを望んでいたということはなかったようです。

映画の副題が「なにも知らなかった 私に罪はない」。

少し軽薄で政治に関心がなかったと話す彼女ですが、本当は何をどこまで知っていたのか、知ろうとすれば知ることができたのかは映画を見る限りではわかりません。

特定の答えへと導く構成の映画ではなく、当時の宣伝ニュースの映像が流れる以外は、103歳のポムゼルさんが当時をふりかえって1人で語ります。

映画『ゲッベルスと私』が終わり、答えの無いまま、音楽の無い静けさの中のエンドロールを見続けて、この映画から何を学ぶことができるのか考えました。

今日の記事に書いていることを映画を観て私は考えました。

1人ひとりが考えることですので、
他の方が観れば違うことを考えるのが当たり前です。

あなたはこの映画を観たらどんなことを考えるでしょうか。

あなたは映画『ゲッベルスと私』を観て何をどう考えるのでしょうか。

判断基準となるのは、良心をアンテナとして精神次元からの呼びかけに応えること。

判断基準となるのは、良心をアンテナとして精神次元からの呼びかけに応えるということでしょう。

ポムゼルさんは、放送局で働いているときの給料は周りの人と比べてとても高かったそうです。

宣伝省でゲッベルスの秘書として働くことになりさらに給料が高くなったそうです。

放送局で働いているときから、もともと高給取りでしたが、
宣伝省でゲッベルスの秘書として働いてからは、元の給料の名目賃金がそのまま手取賃金になったほどだったそうです。

高級な生地で仕立てた服を着たことを思い出した語りから満たされた心理が伝わってきます。

宣伝省の人はゲッベルスをはじめ知的で気品があり、勤め先は綺麗で快適でした。

「なにも知らなかった 私に罪はない」と語る一方では、

(『白バラは死なず』の)ショル兄妹のことを語るなど、状況を知っていたか知ろうとすれば知ることができたのではないかとも思えました。

心身の次元での快適さとは別の基準で判断することができるためには、

良心をアンテナとして精神次元からの呼びかけに静かに耳を傾けて、その状況に応えるというフランクルの考えが参考になってくるのではないかと思いました。


夜と霧 新版


人間とは何か 実存的精神療法

日々少しずつ、個人になって生きていく。民族、人種、宗教や思想、国籍、属性に依存する気持ちから少しずつ離れて行く。

イダヒロユキさんの本が参考になるかもしれないと思います。

スピリチュアル・シングル宣言 伊田広行さん著

自立した個人を基本に、実効的な社会・政治制度改革を提案した「シングル単位論」をさらに思想的に練り上げ、現代日本を席巻する「癒しブーム」、その裏腹の「殺伐とした空気」に警鐘を鳴らし、まさに今拓かれる新たなステージ。

目次

はじめに
1章 なぜ今、〈スピリチュアリティ〉か
1-1 日本の社会状況――恐るべき「想像力や共感の欠如」「殺伐とした空気」
1-2 良心派・民主運動側の限界

2章 〈スピリチュアリティ〉とは何か
2-1 表層世界と「混沌の闇世界」
2-2 〈たましい〉〈スピリチュアリティ〉とは何か

3章 〈スピリチュアル・シングル主義〉という主張
3-1 〈スピリチュアル・シングル主義〉の最初の定義
3-2 自己の拡張としての〈スピ・シン主義〉――新しい水準の〈人権〉概念の創設へ
3-3 〈スピ・シン主義〉のもう少し突っ込んだ説明――俗なる価値の尊重、即興性、アート

4章 〈スピ・シン主義〉の展開――新しい人権論としての〈スピ・シン主義〉
4-1 多様性、エンパワメント、〈スピリチュアリティ〉を組み込んだ、新しい人権論
4-2 人間の成熟と〈孤独〉

5章 なにを言いたいのか――まとめにかえて

〈スピ・シン主義〉的なおすすめ作品ガイド
参考文献
著者紹介

イダヒロユキ のHP です

岩波ホールに行くには、地下鉄の神保町駅の A6 出口を出るとビルの入口です。

地下鉄の神保町の駅の出口の目の前に岩波ホールがあります。
神保町は出口によって、場所が全然違うところに出てしまいます。

岩波ホールにはじめて行くという方はご注意ください。

岩波ホールに行くには神保町の A6 出口を出てください。

階段を上がって出たA6出口が岩波ホールのあるビルの入口です。

【編集後記】

週末は、映画で充実しました。

6/30(土)は、岩波ホールで『ゲッベルズと私』ドキュメンタリー映画です。
6/30(土)は、家では『探偵はBARにいる3』をDVDで観ました。
7/    1(日)は、としまえんユナイテッド・シネマで『ハン・ソロ』娯楽映画です。

理屈抜きに楽しめる娯楽映画。
考えさせられるドキュメンタリー映画。

どちらがいいか、ではなくどちらも観てみてはいかがでしょうか。

東京は今日34℃で今年の最高気温でした。

昨日の1日1新:ロッテ BIG スイカバー

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小倉健二(労働者のための社労士・労働者側の社労士)Office新宿(東京都)

小倉健二(おぐらけんじ) 労働者のための社労士・労働者側の社労士 労働相談、労働局・労働委員会でのあっせん代理 労災保険給付・障害年金の相談、請求代理 相談・依頼ともに労働者の方に限らせていただいています。  <直接お会いしての相談は現在受付中止> ・mail・zoomオンライン対面での相談をお受けしています。 1965年生まれ57歳。連れ合い(妻)と子ども2人。  労働者の立場で労働問題に関わって30年。  2005年(平成17年)12月から社会保険労務士(社労士)として活動開始。 2007年(平成19年)4月1日特定社会保険労務士付記。 2011年(平成24年)1月30日行政書士試験合格